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マネーの虜
シンガポリアンという人々を定義するとき、クレジットカードのディスカウントの記事でも既に書いたように「お金」に関わる事象を避けて通るわけにはいきません。

一様にみなが口にするのが「シンガポール人はケチだ」。以前の記事のように、何かにつけてディスカウントをする、延滞料金をまけてもらう、レストランよりもホーカー、お酒を飲みにも行かない・・・そういったことから「ケチだ」という印象を持たれるようだ。 それだけではなく、シンガポリアンは1ドルでも高い給料を払ってくれる会社があれば、ほいほい転職をすると言われる。なので、3年同じ会社にいるという人はかなり珍しく、一歩間違えば「よっぽど使い物にならない人」だから同じ会社に居続けるんだ、などと言われてしまうこともあるらしい。特に若い人はちょっとでも高い給料をくれる会社があれば、すぐ転職する傾向が強いようだが、30代後半ぐらいからは腰を据えて仕事をする傾向があるようだ。

常に「マネー」が念頭にあるシンガポリアンは、若い人でも資産運用を考えている人が多いという印象がある。株やコンドミニアムなどの不動産投資なんかもしている。若い人は、まずシンガポールでは高嶺の花である車を購入することを目標とし、車を購入できたら、HDB(集合住宅)を購入、さらに将来はコンドミニアムを購入・・・といった「お金で買える目標」を持つことが大切だと思っているようだ。

なんでも「金・かね・カネ」のシンガポリアンと結婚された日本人女性3人と中国人女性1人から話しを聞くと、4人がそろって「お金の話しばっかりでうんざり」という。シンガポリアンと結婚しただけではなく、ここに住む外国人たちも同じ意見を持つ人が多い。たしかに、毎日毎日お金の話しばかりされてはうんざりするのも納得だが、投資のセンス、転職でのキャリアアップなどのテクニックは見習える部分もあるかもしれない、などとわたしは思っていたりする。
by B0NDI.BLUE | 2005-10-03 22:28 | シンガポール文化
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