「静夜思」ー帰国の決断
          床前明月光
          疑是地上霜
          挙头望明月
          低头思故乡


先日、「静夜思」という詩を目にする機会がありました。
家族や友人などと遠く離れて暮らしていた李白が、故郷を思って書いた詩です。
昔学校で習った時には、ただの詩でしかなかったけれども、
今改めてこの詩に出会った時、この意味が痛い程よく分かりました。

私はもうすぐ在星1年を迎えます。
まったく知人もおらず、会社も日本人は私だけの中、シンガポールにやってきました。
しかし、とてもすばらしい同僚に恵まれたからでしょう。
シンガポールでの生活面や仕事において、辛くてしょうがないという経験は
幸いにもまだありません。

とはいうものの、私生活において辛いのは、
家族、友達、そして私の大切な彼との離れた生活。

家族とは、離れて絆が薄くなるものではありません。
いつでも繋がっているものです。
でも、友達は、そして彼との関係はどうでしょう。

彼は、私の帰りをずっと待ってくれています。
遠距離での関係を続けるのは簡単ではないにもかかわらず。
渡星前に交わした約束を、守ってくれています。
残された彼は、ぽつんと、淋しい思いをしているに違いありません。

自分の仕事とキャリアも大切。
でも、自分を思ってくれる人を思うことも大切。

私は来年早々に、帰国することを決めました。

この結論を出すまで、もう何ヶ月も悩んで悩んで
悩み抜きました。
いろんな人に相談し、意見も聞きました。
そして、これが私の答えなのです。

何かを選択するとき、何かをあきらめなければいけない。
それが人生。
何が起きるか分からない。
だからおもしろいんですよね、人生って。
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by B0NDI.BLUE | 2005-09-24 21:19 | ダイアリー
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